ぷらっとホーム
教室からのアクセス速度を快適に
小・中・高校に最適なプロクシ

木村友則課長

　ぷらっとホームが開発したインターネットへのアクセス速度を効果的に改善するプロクシ専用サーバー「EasyBlocks教育機関向けProxyモデル」は、価格や性能、使いやすさの面で小・中・高校のニーズに最適化した製品となっている。数多くのパソコンからインターネットアクセスが集中し、速度が低下しがちな学校のパソコン教室で、ウェブサイトのキャッシュ効果によってレスポンスを大きく改善することができる。

　学校ではパソコン教育が強化され、ICT化が進んでいるなかで、集中アクセスによってインターネット回線の帯域が占有され、応答遅延やアクセスエラーといった問題が発生しやすくなっている。低価格で導入しやすい

　「EasyBlocks教育機関向けProxyモデル」は、ウェブコンテンツのキャッシング機能を備えるので、授業で生徒が同じサイトを一斉に閲覧する場合に、ネットの速度低下の問題を解決する。製品開発を担当した製商品事業本部技術部マイクロサーバ技術課の木村友則課長は、「教育委員会や学校を得意とするシステムインテグレータ（SIer）のニーズを徹底的に把握。そして、管理の手間の低減や設置しやすさを重要視し、すぐれたコストパフォーマンスの製品を実現した」と、開発の背景を語る。

　「EasyBlocks教育機関向けProxyモデル」は、手のひらサイズのきょう体を採用し、サーバールームがなくても、机の上に簡単に設置することができる。堅牢ボディは熱やホコリに強く、特殊な設備も不要で、低消費電力で稼働する。さらにHDDやCF等のストレージを使用しておらず、RAMディスク上で稼働しているため、誤って電源ケーブルが抜けても、ストレージが破損し次回の起動が正常に行われないといったトラブルもない。設定情報は基板上のROMに保存されており、再び電源プラグを差し込むことで、停止前と同じように動作を再開する。また、万が一のトラブル発生に備えて、運用に必要な設定のコピーをすべて小型USBメモリに格納する。使用していたUSBメモリを代替機に挿し替えるだけで、設定の移行を行うことができる。「トラブル対応が簡単なので、わざわざSIerを呼ばなくても、先生たちが自分で対応することができる」（木村課長）という。

　木村課長はSIerに向けて、「壊れにくさが、この製品の一番の売りになる」というメッセージを送る。「一回設置した後はメンテナンスが不要。これはユーザー側とSIerの双方にとって、『EasyBlocks教育機関向けProxyモデル』の大きなメリットになる」と訴求する。