Special Issue
<IT業界の主要各社が展開する“次の一手”>ビットアイル 「サーバオンデマンドNEXT」でパートナープログラムをスタート
2011/10/06 19:55
週刊BCN 2011年10月17日vol.1403掲載
高倉敏行 マーケティング本部 事業推進部長 |
今回、ビットアイルが採り入れた「ビットアイルクラウドパートナープログラム」は、SIerやISVなどのビジネスパートナーが「サーバオンデマンドNEXT」をビジネスに活用しやすくする支援策を整備したもの。SI向けとサービス向けの大きく2系統があり、良質なSIサービスやすぐれたアプリケーションと組み合わせることで、顧客満足度の向上と、シェア拡大を狙う。例えば、ビットアイルに入ってきた顧客からの引き合いを、ビジネスパートナーの得意分野に応じて振り分けたり、共同でプロモーションを展開して新規の顧客発掘を行うなど、「SIerやISVといったビジネスパートナーと二人三脚でビジネスを拡大させていく」(高倉部長)と取り組みを強化する。向こう1年で50社ほどのビジネスパートナーを募っていく方針だ。
クラウドコンピューティングをベースとした商材開発は、SIerやISVにとって新たな収益の柱になる可能性が高い。クライアント/サーバーが全盛の時代は、SIer・ISVはハードメーカーからハードを仕入れ、その上に自らの強みである情報サービスやパッケージソフトを付加して販売していた。クラウド時代の今、SIer・ISVはビットアイルをはじめとするIaaS/PaaSのプラットフォームベンダーから基盤部分を調達し、SIやソフトの付加価値領域でビジネスを伸ばすケースが着実に増えている。
「サーバオンデマンドNEXT」では、完全冗長構成のプライベートクラウド環境がレンタルできる「SOD-NEXT VMware Server」、OS単位でのレンタルが可能で、高可用性・ハイパフォーマンスの「SOD-NEXT Virtual Server」、専用物理サーバをオンデマンドで提供する「SOD-NEXT Real Server」の三つのサーバリソースを用意。多様な選択肢のなかから「SIer・ISVが自らのビジネスに最適なサービスを自由度をもって選べる」(高倉部長)よう努めている。
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