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KVH クラウド型メールフィルタリング 「KVH MailScan MX」を本格立ち上げ
2011/09/30 19:55
週刊BCN 2011年10月10日vol.1402掲載
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上野 博行 マネージャー |
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アンドリュー・モイ スペシャリスト |
電子メールフィルタリングは、スパムや迷惑メールを排除する仕組みで、電子メールの正常な運用に必要不可欠な要素である。ほとんどの企業が自前のサーバーにメールフィルタリングソフトをインストールしたり、ハードウェアと一体となったアプライアンス型製品を使っている。ただ、いずれもハードウェアを自社内、またはDC内に保管し、メンテナンスし続けなければならない手間と費用が発生する。ソフトライセンス費用やアプライアンス製品を購入する初期費用も決して安くはない。
この点、KVHのクラウド型「KVHMailScan MX」サービスは、ライセンスやハードウェア購入などの初期費用を必要とせず、ユーザーは運用保守からも解放される。さらに、過去1週間程度のメールをKVHのDCに保存し、万が一、災害などでメールサーバーに致命的な障害が発生しても直近分を復旧できるなど「事業継続(BCP)にも役立つ」(アンドリュー・モイ・サービス・ストラテジー&デザイン部PaaSグループスペシャリスト)。
月額定額の料金で、いつでも必要なときに必要なだけ利用できるクラウドの特性を前面に押し出すとともに、販売面ではSIerをはじめとするビジネスパートナーと協業しながら普及促進を図る。
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