Special Issue
マジックソフトウェア・ジャパン クラウドとモバイルの開発・統合ツールを一新 スマホアプリ開発でオンリーワン
2011/09/22 19:55
週刊BCN 2011年09月19日vol.1399掲載
iOS、Android、BlackBerryOSにネイティブ対応
代表取締役社長 佐藤 敏雄 氏 |
マーケティング部 課長 渡辺 剛 氏 |
一般的なRIA開発は、基本設計をした後、サーバー側とクライアント側の両方で詳細設計、コーディング、テスト、という2つの開発プロジェクトを並行し、その後結合・統合テストするというプロセスが必要だ。だが、「Magic uniPaaS」を使えば、RIAのクライアントとサーバーの両方を1つのプロセスで統合開発することができる。
また、「Magic uniPaaS」で開発したアプリケーション資産(データベース、ロジック、画面)はRIAシステムとクライアント/サーバー・システムの双方で共有でき、どちらにも容易に移行できるため、同一資産を活用すれば、クラウド/オンプレミス両方のアプリケーションの開発・メンテナンスが容易になる。佐藤敏雄社長は「開発環境だけでなく、uniPaaSで開発されたアプリケーションのクラウド展開を支援するプラットフォーム(PaaS)を提供する予定です」と語る。
一方、最近では、エンタープライズ市場のユーザーが利用するクライアントとして、iPhone/iPadやAndroid端末などモバイル環境が波及する勢いをみせている。このためマジックソフトウェア・ジャパンでは、「Magic uniPaaS」を同一プログラムがクライアントPCとモバイルで動作可能なツールに順次バージョンアップする。渡辺剛・マーケティング部課長によれば、「iOS、Androidなどスマートフォンに使われる主要なOSにネイティブ対応する。当社製品で開発されたアプリケーションは、どのモバイル端末でも動作するようになります」と話す。クライアントプラットフォームの違いを「Magic uniPaaS」の実行エンジンが吸収するため、同一のRIAクライアントプログラムが、異なる機種の端末で動作する唯一のツールといえる。
実績あるアプリ基盤をスマホに拡張
イスラエルにある同社の親会社では、世界市場に対して「Any application/Any device/Any time」というコンセプトを訴求しており、市場にて注目を浴びてきている一つの要因になっている。佐藤社長は「他にもスマホアプリ開発ツールはあるが、クライアント側のUI開発ツールに特化している。『uniPaaS』ならば、一つのツールでUI開発はもちろん、WindowServer、IBMi上のデータ処理をSQLを使わずにコミットやロールバックなどを含むミッションクリティカルなアプリケーションが構築可能です。そして何よりも一番の強みは、2008年よりRIAプラットフォームの出荷を開始しているということ。豊富な業務システムへの運用実績に裏付けられた技術基盤の延長として、モバイルプラットフォームに拡張している点です」と、企業向けスマホアプリ開発をするシステムインテグレータ(SIer)や独立系ソフトウェアベンダー(ISV)への売り込みを強化する方針だ。さらに、開発環境である「uniPaaS Studio」のUIも「Microsoft Visual Studio」上で動くようにすることで一新する予定だ。渡辺課長は「マイクロソフトの開発環境を使う開発者は世界に多く、これらの開発者がuniPaaS独自の開発パラダイムを違和感なく習熟しやすくなるでしょう」と、Magic開発技術者の拡大に自信を見せる。
Any application. Any device. Any time. |
~“魔法の開発ツール“でiOS/Android向けアプリを同時開発~
マジックソフトウェア・ジャパンの提供する次期バージョンのアプリケーション・プラットフォームが実現するエンタープライズモビリティとは?OSやデバイスの違いを軽々と越え、クラウド/オンプレミスも、1つの開発環境とOne Effort(1回の労力)でワンソース・マルチデバイス・マルチユースのアプリケーションを開発・運用できる、まさにに”魔法の開発ツール”だ。
どのように実現しようとしているのかを、講演資料やムービーを通して感じていただきたい。
《ホワイトペーパー:「エンタープライズモビリティ 走り出す前に考えるべきこと(2)」をダウンロード》
- 1
関連記事
<モバイルソリューション特集>進むモバイル環境の整備 関連ソリューションに需要あり
マジックソフト、業界初、次期版でRIA開発機能で携帯電話をサポート