パートナーとのアライアンスを強化し
WIN-WINの関係構築を目指す

　──最後に、パートナーへの施策・メッセージをお願いします。

　岡田（NEC）　パートナー様にはお客様の基幹業務と関わるシステムを販売していただいているため、過去の資産の継承を最優先として取り組み、ケアしていくことが重要だと考えています。加えて、重複しますがワンストップでの提供を図るため、協力関係をより強固なものとしていきたいと考えています。

　宮西（エプソン販売）　2011年度は、お客様の困りごとを解決できる商品や新しいサービスメニューをご用意し、お客様から指名される、ユーザープルを引き出すプロモーションを通じて、販売パートナー様の商談の増加や販売支援を行ってまいります。商品ラインアップについても、さらにラインアップの隙間を埋めて、販売店様が売りやすい商品を拡充していきますので、是非ご期待いただければと思います。

　深野（OKIデータ）　繰り返しになりますが、当社は100％間接販売ですから、当社のビジネスはパートナー様あってのものです。施策としては、サービスの特徴としている5年間無償保証を積極的かつ分かりやすくアピールしていくと共に、販売の現場でお客様に訴求しやすい商品となるようにプロモーションも強化していきたいと思います。また、パートナーさんと共に販売戦略までも煮詰めていくということから、そのための時間を惜しまず、キャンペーン、イベントなども含めて1年間途切れることなく実直に取り組んでいきます。

　松永（キヤノンMJ）　当社ではパートナー様とのコミュニケーションツールの一つとして専用Webサイトを開設しています。ここでは、24時間対応で商品オーダーできたり、お客様への提案ツールなどを提供して、商談に有効活用できるようにしています。昨年12月には新たにe-グルネットというECサイトを開設しました。昨年4月にスタートしたカートリッジクイック発注サービスと連携し、トナーが少なくなると、パートナー様とお客様のシステム管理者にメールで通知すると共に、e-グルネットとの連携で消耗品をオーダーできる仕組みです。これによりパートナー様において確実な消耗品の売り上げ増となり、当社との間でWIN-WINの関係が構築されると考えています。

　宮崎（富士ゼロックス）　現在、従来のパートナー様との関係性を大きく変える取り組みを進めています。卸と仕入れは必ずたすき掛けの形で存在しますが、これを一体化しようとしています。つまり、パートナー様の持つ価値と弊社の持つ価値を掛け合せ「新たな価値を創り」「共に市場を創る」、ということです。ご期待いただければと思います。

　大澤（ブラザー販売）　当社では、やはり提案力の強化が一番の施策になると考えています。特に非店頭系の販売において、マーケティング、営業が一体となって取り組む体制を構築しようとしています。また、製品展開でもジャスティオシリーズで、より進化した製品を投入していく計画です。

　中尾（リコージャパン）　大きく2つの展開を考えています。一つは業種・業務に向けたソリューションの展開をパートナー様と共に知恵を出し合って進めていくことです。特に、得意な業種分野を持つパートナー様との協業を進めたいと思います。2つ目はディストリビューター様との連携を深め、ECなどSOHOのお客様に対してもリコーのプリンターをさらに提供できるようにしていきたいと考えています。