Special Issue

<セキュリティソリューション特集>情報セキュリティへの投資意欲高まる

2010/04/28 19:56

週刊BCN 2010年04月26日vol.1331掲載

クオリティ
法人向けのPDF編集ツールを提供
PDFの高度な編集も可能に

 昨今、文書ファイルをやりとりする際、PDF(Portable Document Format)形式で受け渡しするケースが増えている。PDFは、米Adobe Systemsが開発したファイル形式として、世界中のユーザーが利用しており、2008年には国際標準化機構(ISO)が国際規格として承認し国際標準となった。ファイルを作成したOSやソフトウェア環境に依存せず、レイアウトの再現性の高さ、改ざんされにくい、閲覧ソフトが無償で入手可能、──といった利点から、ビジネスの現場でも採用され始めている。

 PDFは、閲覧するだけでなく編集することもできる。複数のファイルに保存されている情報を1つのファイルにまとめたり、文字の入力、画像挿入なども可能だ。これまでは、そのような編集環境を実現するためには高価なPDF編集ツールが必要だった。そのため、全社導入できず一部のPCのみに導入され、PDF編集ツールを複数人で共有して使っているというケースも少なくない。しかし、それでは使いにくく、生産性の低下も招いてしまう。PDFの利用が増えているからこそ、PDF編集ツールは全社導入することが望ましい。

 これまでも「DocuCom PDF Driver」などPDF作成ツールなどを開発し、市場でも高い評価を得ているクオリティは、低コストで導入できる高機能なPDF編集ツール「Quality Gaaiho PDF Suite Ver.1.0」を提供。簡単にPDFを作成する各種機能を用意しているほか、すかしや注釈の挿入など、高価なPDF変種ツールにのみ導入されていた高度な編集機能も有する。さらに、法人市場で必須となるユーザーサポートの体制も整えた。安心してPDFを編集し、情報共有を進めるための基盤作りを進めているのだ。

 例えば、設計データをやりとりする場合を考えてみよう。通常これらのデータはCADソフトで作成され、その形式と互換性のあるCADソフトでなければ閲覧することすらできない。設計データを確認し、コメントを入れるだけの作業をするだけでも、閲覧者が高価なCADソフトを購入しなければならなかった。そのような場合でも、設計データをPDF形式でやりとりすれば、閲覧者のアプリケーション環境を問わず、コメントをつけることができる。閲覧からレビューまでが非常にスムーズに進むのである。これは、その他のアプリケーションについても同様の効果を生む。「Quality Gaaiho PDF Suite Ver.1.0」は、ソフトウェアのライセンスコストの圧縮と生産性の向上を同時に実現する。

 低コストで高機能、さらにユーザーサポートまでついた法人に特化したPDF編集ツールの登場に、市場からの反応も良好だ。PDFの利用が拡大する中、今後が非常に期待できるツールといえよう。

セキュリティ設定、すかし挿入、注釈等、高価なPDF編集ソフトと同等の機能を実現


クオリティ=http://www.quality.co.jp/

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