Special Issue

<ライフサイクルマネジメント特集>環境激変! IT資産管理のニーズ高まる

2010/04/28 19:56

週刊BCN 2010年04月26日vol.1331掲載

ソフトクリエイト
什器や備品までも網羅した資産物品管理の決定版
バーコードを活用するユニークな仕組み

岡本康広部長
 ソフトクリエイトの資産管理ソリューション「Assetment」は、他のITベンダーのIT資産管理ソフトとは、一線を画す。PCだけでなく、ネットワーク接続されたIT機器や椅子・机、キャビネットなどの什器や固定資産、リース品までも網羅した総合資産管理が手がけられるのだ。IT機器の資産管理ソリューションは多いが、管理対象を什器や固定資産まで広げたソリューションは珍しい。

 内部統制や国際会計基準への準拠などを理由に、ユーザー企業は今、固定資産管理業務に追われている。PCほかIT機器だけでなく、オフィスに点在する資産をすべて一括管理したいと要望は強い。ソフトクリエイトはこの点に着眼し、自社が新規株式公開(IPO)する際に行った資産管理手法を活用して「Assetment」を企画・開発。ITリテラシーの乏しい企業にも、十分運用可能な方法でその問題を解決するソリューションを作りあげた。

 一般的なIT資産管理ツールは、PCにエージェントソフトをインストールし、インベントリ情報を収集する。ただ、これではエージェントが導入できないIT機器や什器は管理できない。「Assetment」の仕組みは明快で、各資産にバーコードを貼りつけて棚卸の際にリーダーで読み取り、そのデータをPC内に取り込むだけで、台帳と現物の差異チェックが簡単にできる。バーコードの印刷をするために専用機器は必要なく、安価な汎用品を利用できる。管理画面も工夫しており、実際のオフィスレイアウト図に各資産を配置する画面を用意しており、「どの資産が・どの場所に」配置されているかが、ひと目で把握できるようにした。

 ソフトの提供だけでなく、ユーザーの要望によっては資産管理ノウハウを提供するコンサルティングサービスや、棚卸などの運用業務の代行も手掛けるメニューを用意。「資産管理に関連するソフトやシステム、関連サービスを総合的に提供できるのが強み」(岡本康広・ビジネスアプリケーション営業部部長)になっている。

 この資産管理者のニーズに合致した仕組みが評価され、これまでヤフーや白百合女子大学など約70社・団体に納入した実績がある(2010年3月末時点)。ユーザーだけでなく、ITベンダーにも評価され、大塚商会やリコーグループ、富士ソフトや伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)がパートナーに名を連ねている。今後はコアの資産管理ソリューション「ITAM」と連携させる予定。他社ツールとの連携で使い勝手をさらに向上させて、「資産管理の総合ソリューションベンダーとしての地位を固める」(岡本部長)計画だ。



ソフトクリエイト=http://www.softcreate.co.jp/

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