Special Issue

<セキュリティソリューション特集>PCやサーバーの「管理」にニーズ高まる

2010/03/11 19:56

週刊BCN 2010年03月08日vol.1324掲載

エムオーテックス
「LanScope」シリーズにサーバー管理ツールが新登場
企業の重要データ資産を守る「Server Cat(サーバ・キャット)」を発売

 エムオーテックスは、ネットワークセキュリティ統合管理のトップシェア製品として名を轟かせている「LanScope」製品の新シリーズとして、最適なサーバー管理が可能なツール「Server Cat」を発売する。

 技術革新によるITインフラの高性能化・低価格化により、今や各企業は日々秘匿性の高いデータを生み出し、個々人で取り扱うことが当たり前になっている。2005年の個人情報保護法の全面施行は、企業のセキュリティに関する意識改革を進め、ITインフラを適格に管理運用することがいかに重要であるかという意識が高まった。

 そして日々増え続ける膨大なデータファイルはもはや旧来のサーバーでは対処できず、仮想化技術で統合的に整備され、より効率よく大量のデータを運用できるようになった。しかし、サーバーに蓄積された大量データをどう有効利用するか、また重要データ(資産)の管理はどうするかという問題が浮き彫りになっているのである。

 それを裏付けするように最近では「アーカイブデータ」「バックアップ」などに関する知識を高めようとする企業も多く、関連の講習会やセミナーではITシステムやネットワーク管理者などの参加者で会場が溢れかえるなど、枚挙にいとまがない。このような背景のもと、エムオーテックスでは「Server Cat」を市場投入したのである。

 同社は、データ資産管理における企業の課題は大きく二つあると指摘する。一つ目は、重要なデータに“誰が”“いつ”アクセスしたか管理できていないセキュリティ上の問題だ。「Server Cat」は、セキュリティ対策に必須のサーバーアクセスログを取得でき、“誰が”“いつ”“どのファイルに”“どのPCから”“何をしたか”ファイルへのアクセス状況をログオンユーザーごとに把握できる。また、万一不正なアクセスがあった場合はリアルタイムに管理者へ通知メールが届き、リアルタイムの強固なセキュリティ管理が実現する。

 二つ目の問題は、サーバーの製造メーカーや設置場所がバラバラであるため、一元管理できない問題だ。「Server Cat」は仮想化環境はもちろん、既存システムの改修は一切必要なく導入できる。ネットワークに詳しい専任管理者がいない企業でも安心のレポート機能が搭載されており、サーバー容量やログオンユーザー別・ファイル別のアクセス状況グラフなどの報告書がワンクリックで作成でき、誰でも簡単にサーバーを適正な状態に保つことができる。

 「Server Cat」は「LanScope Cat」のユーザー企業にすでに高く支持されており、稼働実績は1,300社を越える。かつ、数あるサーバー管理ツール製品群の中でも最安値レベルの価格帯で、安心感や信頼性が高いのも大きな特長といえよう。

 08年秋のリーマン・ショックによる世界同時不況で、09年は多くの企業がIT投資を抑制する一方、ネットワークセキュリティ関連に関しては必要性の面から導入の関心が強まっているといわれている。そのような中、エムオーテックスの「Server Cat」は、データ資産管理の課題を解決する強力な製品として注目を集めるであろう。

Server Cat:サーバー操作ログ



エムオーテックス=http://www.motex.co.jp/

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