Special Issue
<セキュリティソリューション特集>ラネクシー 収集、保存、分析までワンストップで
2010/02/10 19:55
週刊BCN 2010年02月08日vol.1320掲載
「MylogStar 2.5」でログ活用の付加価値提供
市場開発本部 新潟開発センター 穴沢幸二部長 |
「MylogStar」は、業界最多クラスとなる15種類のPC操作ログを取得することが可能であり、高いログ収集精度をもつのが強み。前製品の「ALL Watcher」と併せて1200社への導入実績がある。
これまで「MylogStar」では、ログ管理プロセスである、「ログの収集、保存、分析」のうち、分析・レポート機能に関しては、別途有償オプションとして提供してきた。今回提供を開始する「MylogStar 2.5」では、次のバージョンへの布石として、ログデータの分析・レポートを行う「Analysis Option(アナリシスオプション)」、PC資産情報を収集する「Inventory Option(インベントリオプション)」、スタンドアロンPCのログデータを統合管理する「Porter Option(ポーターオプション)」を標準装備として無償提供する。これにより、ログの収集から分析まで、ワンストップでPDCAを回していける製品を実現した。「Analysis Option」のレポートはカスタマイズして追加可能で、経営層から情報システム担当者まで、独自の視点でログを分析できる。
また、最新OSやユーザー認証システムとのシームレスな連携など、対応環境を拡張し、2009年10月に販売を開始したマイクロソフトの最新OS「Windows 7」、「Windows Server 2008 R2」、仮想化環境を実現するヴイエムウェアの「VMware vSphere 4.0」とマイクロソフトの「Hyper-V 2.0」をサポートした。これにより、エージェントプログラムが仮想OS上でも正常に動作し、操作ログを取得することが可能になる。ログはスケジュール化してCSVで自動出力し、それをBIツールなど、ほかのアプリケーションで取り込んで活用できる。
従来、セキュリティは「保険」であり、それ自体が価値を生み出すものではなかった。この点について穴沢部長は、「MylogStarは競合とは一線を画す、唯一のソフトウェアを目指したいと思っています。今回分析機能を標準提供し、今後は高い収集能力を武器に、分析機能も強化していくことで、ユーザーや代理店に対しても『ログの活用』といった観点から新たな付加価値を提供できます」と、製品に対する自信を表明している。
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