Special Issue

<セキュリティソリューション特集>デジタルアーツ 持ち出しPCのセキュリティ対策「EPC」

2010/02/10 15:49

週刊BCN 2010年02月08日vol.1320掲載

 デジタルアーツは、昨年9月24日に販売開始した「i-FILTER EndPoint Controller(アイフィルター エンドポイント コントローラー=EPC)」について、エンドユーザー、パートナー向けのキャンペーンを展開し、さらなる拡販を図る。

製品拡販でキャンペーンを展開

営業部
パートナー営業第2グループ
中村綾子氏
 EPCは社内に導入したWebフィルタリングソフト「i-FILTER」と連携し、持ち出しPCでも社内と同じフィルタリングポリシーを適応する製品。世間では情報漏えい事件がメディアを賑わせているほか、マルウェア感染しているウェブサイトを閲覧したユーザーの2次感染被害も多発している。営業部 パートナー営業第2グループの中村綾子氏は「出張や外出先でのプレゼンテーションや、残業規制で自宅作業を余儀なくされるケースがあり、またパンデミック対策として持ち出しPCを社外で利用するシーンは増えています。社内と同じポリシーで、安全性を保ちながらインターネットを利用したいという、かねてからのエンドユーザーのニーズに応えられる製品になっています」と製品のメリットを話す。

 例年4月は、入社、異動など従業員の入れ替えが盛んに行われる時期でもある。この時期を見据え、1~3月中にキャンペーンを展開することで、新しく外勤になった従業員の持ち出しPCなどに対し、EPCの導入を促す。「EPCを新規導入するエンドユーザーに対して、ライセンス価格を割引をするとともに、販売パートナーにもEPCの優位性を理解してもらうため、パートナーが製品を自社導入する場合、優遇措置をとることも計画しています」。「i-FILTER」にアドオンするだけで容易に導入できることや、1ライセンスあたりの単価も安く設定したことにより、販売パートナーにとって提案しやすい製品。キャンペーンの展開で、さらなるコストメリットをエンドユーザーに訴求できる。

 現行では「i-FILTER」の関連製品という位置づけだが、次のメジャーバージョンアップが予定されている2010年の第2四半期をめどに、SaaS/クラウド化を視野に入れる。これにより、EPC単体でも動く仕組みを提供する。「i-FILTER」を導入していない企業の「まずは、持ち出しPCだけにフィルタリングを適応したい」という要望に対して、予定しているバージョンアップで応えることができるようになる。

 社内だけでなく、社外持ち出しPCに対しても柔軟なフィルタリングポリシーによりセキュリティを高めることができる「EPC」。「業界ナンバー1の販売実績と信頼性を持つ「i-FILTER」の関連製品として、販売パートナー様が提案しやすい製品です。まずは新しい商材ということで、ユーザーにご紹介いただき、一緒に拡販の機会を増やしていきたいですね」と、中村氏はパートナーの力による拡販に期待を寄せている。

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外部リンク

デジタルアーツ=http://www.daj.jp/