Special Issue

<「コスト削減」特集>コスト削減の近道は資産の「正しい管理」と「可視化」

2009/07/03 19:56

週刊BCN 2009年06月29日vol.1290掲載

クオリティ
コスト削減を実現するクオリティの提案
PCのライフサイクルに合わせ、管理を自動化

 現在、各企業は業務活動のさまざまな場面で「コスト削減」に努めている。雇用調整を含め、「できることは全部やった」と考えている企業も多いだろう。しかし、もう一度社内を見回してみると、たとえば「IT資産管理」のように、目に見えないコストが残っていることがわかるはずだ。

 企業に導入されているクライアントPCの構成維持を管理する業務を例に、考えてみよう。パッチ管理やアンチウイルスの定義ファイルのチェック、ライセンス管理、インストールされているアプリケーションのチェックなど、確認項目は多岐にわたる。これらを全て手作業で行っていると、管理工数が増加し、管理者にとって大きな負担になる。この部分を「コスト削減」するには、これらの管理工数を可能な限り削減する方法を考える必要がある。

 クオリティが提供している「QAW/QND Plus」は、社内PCの台数を把握し、それぞれのクライアントPCのインベントリ情報を取得できるIT資産ツールだ。ライセンス管理や構成維持管理も可能であるため、セキュリティ統制にも活用できるソリューションといえよう。

 「QAW/QND Plus」を導入することによって、クライアントPCのライフサイクルを自動化できるようになるため、管理工数の大幅削減につながる。例えば新規にPCを導入する場合、あらかじめその情報を入力しておけば、PCがネットワークに接続した際にクライアントモジュールを自動的にインストールし、管理下に置くことができる。「QAW」を導入すれば、管理対象外の持ち込みPCが社内ネットワークに接続しようとした場合、即座に遮断することもできる。また、インベントリデータに有効期限を設定しておけば、廃棄・リプレイスなどで管理不要になったPCを自動的に削除できる。つまり、導入から廃棄までのライフサイクルに応じたPDCAサイクルを、「QAW/QND Plus」が自動化してくれるのだ。

 この自動化により、クライアントPCのIT資産棚卸しや構成維持管理、台帳作成などにかかっていた工数を大幅に削減するばかりでなく、自動的に情報セキュリティを一定以上に保つこともできるようになり、セキュリティ統制を推進する。

「コストカットシミュレータ」

http://www.quality.co.jp/cost/index.html

例えば1000台のクライアントPCを管理する場合、「QAW/QND Plus」を導入すれば初年度で2800万円、3年間で8400万円ものコストダウンをはかれる。

 クオリティでは、「グリーンITプラグイン(QPM)」も提供している。QPMは、電力設定のポリシを適用することでクライアントPCの省電力設定を集中管理し、削減効果をグラフで「可視化」するというツールだ。業種・業態によってその効果はさまざまだが、導入前と比べて2割もの省エネを実現した企業もあるという。「コスト削減」に加え、「地球環境保全」にも取り組めるツールとして、注目を集めている。

 こうしたツールを導入すれば、どれほど「コスト削減」できるのかを知りたいという企業も多いだろう。クオリティでは、「QAW/QND Plus」を導入することによって、どの程度コストが削減できるのかを示す「コストカットシミュレータ」(http://www.quality.co.jp/cost/index.html)や「省エネシミュレータ」(http://quality-up.jp/eco/index.html)を用意している。これらのツールを使ってみれば、どの程度の削減効果が見込めるのかが実感できる。登録などの手続きが不要で、すぐに利用できるので、これを機会に、一度試してみるといいだろう。


クオリティ=http://www.quality.co.jp