Special Issue
<原価管理工程管理特集>アイ・ジェイ・エス ビジネスポイント “物販”業以外の業種に最適
2009/04/09 19:56
週刊BCN 2009年04月06日vol.1279掲載
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内部管理ツールをSaaSで提供
「進捗Checker」で可視化を実現

「進捗Checker」は、初期費用5万2500円(税込)、1IDあたり月額2625円(同)などといったSaaS型の課金方式を採用しているため、ユーザー企業は情報システムの大幅なリプレースを行わなくても簡単に導入できる仕組みになっている。ユーザー企業は、これを導入することによって、企業内業務の効率化をはじめ、内部統制や会計面などの強化、金融機関対策などを図ることができる。坂代表取締役CEOは、「ユーザー企業は、獲得した案件についての進捗状況や収支をきちんと把握したいと考えています。そういったニーズに応えることができます」と力を込める。

最大の特徴となるのが「企業内で、どのポジションの人にも適している」(坂代表取締役CEO)という点だ。一般的には、こうした管理ツールは経営層向けに作られていることが多く、現場の社員が入力したりすると煩雑になることが多い。だが、「進捗Checker」は違う。ユーザー企業が全社的に内部管理を行えるようになるのだ。
現場のスタッフは、自分でタスクを確認して進捗の報告を毎日1回だけ入力すれば済む。しかも、入力はクリックベースで手間がかからない。プロジェクトマネージャーは、現場スタッフそれぞれが入力した日々の進捗報告をもとに、作業の状況、原価や出来高など収支の実態などを総合的にリアルタイムで把握。プロジェクトを成功に導くための策や経営者などへの報告が行える。管理者は、内部統制や労働環境、プロジェクトごとの採算や収支などの把握が可能だ。
こうした全社的に、社員それぞれの立場で把握できることは、別の視点でもメリットが出てくる。「そのメリットとは、業務効率化による社員のスキルアップなのです」と、坂代表取締役CEOは説明する。社内で報告するための資料やレポート作りなど煩雑な作業をIT化することで社員が本来の業務に打ち込めるようになる。「進捗Checker」は、多くの企業が抱える課題を解決するのだ
ソフトの有効活用で本来の業務に打ち込む 多くの企業では、業務日報、各案件ごとの進捗状況、業務実績などをレポートにまとめて作成・提出することを現場の社員に課している。社内の状況を可視化するためだが、現場にとっては負担となる。本来の業務を犠牲にしてデスクワークに時間を割くことを強いられるからだ。 「原価管理」「工程管理」関連のソフトは、こうした企業の課題を解決するための製品でもある。ベンダー各社が提供しているソフトは、全社的な業務を把握して各社員のポジションに応じた情報を収集することや、主業務でない煩雑な作業を省いて業務効率化を図る機能を装備している。 また、ソフトの活用は中間管理職を育成することにもつながる。マネジャークラスの管理職は、部下の業務状況を把握しながら、進捗状況や実績をレポートにまとめて上司に報告しなければならない。ソフトの導入によって、部下への的確な指示や業績向上策を打ち出すことができるようになる。また、現場の営業担当者などは、顧客情報をもとにユーザー企業に最適な提案を行うことができる。つまり、“攻めの戦略”を遂行できることになるわけだ。 |
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