OKIデータ
高いセキュリティ対応を実現したA4機を投入
基本機能に優れ、利便性・セキュリティを両立させた「C710dn」

情報漏えい件数のトップは「紙媒体」からの漏えい

　NPO 日本ネットワークセキュリティ協会が調査・公開している「2007年度 情報セキュリティインシデントに関する調査報告書」によると、最もインシデント件数が多い情報漏えい媒体・経路は「紙媒体」とあり、情報漏えい件数の40%超となっている。つまり、「紙」に出力した情報が何らかの要因で漏えいしているという実態が、この調査から明らかになっている。「紙媒体」を考慮したセキュリティ対策の構築は急務といえよう。

セキュリティ対応カラーLEDプリンタ「C710dn」

　プリンティングソリューションに注力しているOKIデータでは、企業のセキュリティニーズにも応えている。中でも8月より提供している新商品のLEDプリンタ「C710dn」は、セキュリティ対応を謳っており、業界から注目されている。

　「C710dn」は、印刷ジョブを暗号化しプリンタへ転送、そのままの状態でハードディスクにスプールする「暗号化認証印刷機能」や、印刷データをプリンタ内に蓄積する際にデータを暗号化する内蔵ハードディスク「データプロテクションキット タイプA1」をオプションで用意しており、万が一、ハードディスクが盗難にあっても記録データを保護することが可能だ。

　さらに、印刷直後や指定時間後、プリンタのハードディスク内に蓄積された印刷データを自動的に消去する「ジョブイレース機能」（オプション）も利用できる。また、パスワード入力の手間を省き、セキュアな印刷環境を実現する「ICカード認証印刷対応」（オプション）も提供している。運用の容易なカード認証を使い、目の前で印刷物をプリントできるため、書類の放置や盗み見による情報漏えいの防止にも有効な手段といえよう。

　さらに「C710dn」は、毎分30枚（コピーモード時）という20万円（税別）以下の国内A4カラーページプリンタにおいてクラス最速を誇るカラー印刷速度と、オプション装着時、最大1690枚の大容量給紙を実現しており、セキュリティ対応プリンタを共有する際に起こりうるジョブ集中やプリント待ちを軽減する。

　現在、管理・運用という観点からプリンタの最適配置を進める企業が増えており、部門や課単位での「ワークグループプリンタ」として活用されるA4機のニーズは高まっている。しかし、高度なセキュリティ機能を有するA4機は提供されておらず、ユーザーニーズを満たすことができなかった。そこで、A3機ハイエンド機に搭載されてきたセキュリティ機能と同等の機能をA4機に搭載し、ユーザーの声に応えたのが「C710dn」である。

プロフェッショナルカラーページプリンタ New MICROLINEシリーズ

　さらにOKIデータは、印刷・デザイン業界向けのプロフェッショナル御用達のブランドとして知られる「MICROLINE」シリーズでも新商品を拡充。A3ノビ対応カラーLEDプリンタのMICROLINE Pro 930PSシリーズ（MLPro930PS-X、MLPro930PS-S）と、MICROLINE 910PSシリーズ（ML910PS-D、ML910PS）の4機種をリリースした。多階調表現を可能にするOKIデータ独自のVDC（Variable Dot Control）技術と、色再現性に優れたマイクロファインHDトナーの採用により、色再現域と画質の安定性向上を実現する。

　これらの製品は「PostScript3」や「PCL5c」といった2つのページ記述言語に対応し、WindowsやMacintoshなどからの高品質な出力が可能だ。印刷・デザイン業界のみならず、ビジネス市場でも高速・高品質なセンタープリンタとしての訴求力も強めている。

　OKIデータは高い技術力を背景に、市場のすそ野を広げる提案を行っている。ユーザー視点に立ち、ユーザーニーズに応え続ける姿勢は、マーケットからも注目を集めている。


OKIデータ＝http://www.okidata.co.jp/