Special Issue

<セキュリティソリューション特集>管理・運用工数の削減が大きなテーマに(上)

2008/06/09 19:56

週刊BCN 2008年06月09日vol.1238掲載

エムオーテックス
中小規模企業の真の情報共有を支援する
グループウェアの枠を超えたグループウェア「LanScope Eco」

市場ニーズに応え
最新バージョンを投入


 エムオーテックスは2006年9月、中小規模企業ユーザーをメインターゲットにした「LanScope Eco(ランスコープ・エコ)」のファーストバージョンをリリースした。その後、市場ニーズに応えるべく、文書管理や自動バージョンアップといった新機能の追加や機能強化を行っている。08年9月には最新バージョンが提供される予定で、さらに市場ニーズを牽引するソリューションとして訴求を強めている。

 「LanScope Eco」は、情報を生み出す「PCの資産管理」、情報共有・活用を促す「グループウェア機能」、有益な情報の漏えいを防ぐ「PC操作ログ管理」など、必要なソリューションをワンパッケージにまとめ、新規市場の開拓を実現するツールとして注目されている。

 従来、グループウェアやSFAのシステムに代表される「情報の共有・活用」というニーズは「情報漏えい対策」や「PC資産管理」のニーズと相容れないもの、相反するものとして扱われてきたが、「LanScope Eco」は「情報」をキーに全てのニーズを網羅しており、企業の利益創造に大きく寄与する。

中小企業を悩ませる
情報の共有・活用と漏えい


 現在、企業規模を問わず、情報の共有と活用は大きなテーマとなっている。社内で流通する情報は、数年前と比べて飛躍的に増加している。情報を有効に活用すれば業務効率や生産性の向上が実現できることを知り、業務の情報システム化を進める企業も多い。「情報が仕事そのもの」といっても過言ではないだろう。企業の発展のために、今や情報をコントロールすることは不可欠となっている。

 社員同士の情報の共有や活用を実現するためには、一般的にグループウェアが使われる。これは、スケジュールや情報の入力を行うことで、容易に情報共有できるためだ。しかし、入力された情報を見落としてしまうケースも少なくない。情報入力後に、電話や電子メールなどで再度通知するといった手間をかけている企業もあるようだ。

 「LanScope Eco」を活用すれば、入力したスケジュールや情報を、関連しているユーザーの携帯端末やパソコンにリアルタイムで通知することができる。電話や電子メールで別途通知する必要はない。スケジュール管理だけではなく、目標管理やプロジェクト管理といった営業支援システムとしての機能も内包されているため、企業としての質の向上にも寄与する。

 また、情報を活用した結果をレポートする「週報」機能が備わっている。「週報」では、ユーザーのスケジュールに対して使ったアプリケーション、送信したメールアドレス、操作したファイルのすべてが一覧で確認できる。「週報」機能を使うことで、自分の過去の行動を振り返り、問題行動を改善することができる。

 情報の量・質が向上することで、セキュリティという新たな課題も発生している。良質の情報が増えるほど、情報漏えいリスクは高くなり、何らかの対策をしなければ、企業活動に大きなダメージを与えてしまうケースもあるのだ。

 「LanScope Eco」は、情報漏えい対策として大規模企業や中堅企業の多くが導入している「LanScope Cat」で培われたPC操作ログ取得の機能が実装されている。グループウェアとしてはもちろん、情報漏えい対策ツールという側面からも、真の情報共有に非常に効果的なソリューションになっている。

 中小企業の課題である情報の共有・活用と漏えい対策という難解なニーズに、ワンパッケージで応えられるソリューションは数少ない。これだけの機能を実装しながら、10万円を切る価格帯から導入できる「LanScope Eco」は、中小規模企業が待ち望んだソリューションといえよう。機能・コスト対策の両面から、台風の目となることは間違いない。今後の展開に期待がもてる。


エムオーテックス=https://www.lanscope.jp/eco/

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