Special Issue
<ストレージ特集>“情報爆発”を生き抜くストレージの重要性
2008/05/05 19:56
週刊BCN 2008年05月05日vol.1234掲載
アダプテックジャパン
マーケットニーズに応えるさまざまな機能を提供
ハイパフォーマンスを実現した「Adaptec RAID 5シリーズ」
システムインテグレーターの要望に応えて追加された機能を搭載
2007年3月、アダプテックジャパンはSATA/SASハードディスク両対応製品Unified Serial(ユニファイド シリアル)RAIDコントローラファミリである「Adaptec RAID 3シリーズ」を提供した。さらに、今年3月にリリースされたUnified Serial RAIDコントローラファミリの新製品「Adaptec RAID 5シリーズ」は、その流れを組みつつ、市場ニーズに応える製品となっている。
「『Adaptec RAID 3シリーズ』投入後、実際にシステムインテグレーター様やその先のエンドユーザー様を訪問してきました。そのなかで、RAIDコントローラを求めるニーズが多様化していると実感しました」と、アジアリージョンマーケティングの若山卓也部長は語る。
ユーザーは、これまでと比較にならないほど大容量の情報を扱うことが増えており、パフォーマンスを求める声が高い。さらに、「ノンストップで作業したい、高い信頼性が必要、といったお客様も増えている」(若山部長)とのことだ。ストレージの速度、安定性を求める声が高まっているというのだ。
「Adaptec RAID 5シリーズ」では、1.2GHzのコアスピードを持つCPUを採用し、業界でもトップクラスのパフォーマンスを実現。「Adaptec RAID 5シリーズ」はブラケットに穴を開け、エアフローについても考慮しているほか、ハードディスク故障表示用のLEDを点滅させる「Fault LED コントロール」によって、障害のあるハードディスクがひと目でわかる。
「『Adaptec RAID 5シリーズ』は、システムインテグレーター様が欲しいと思う機能を数多く搭載しています。リビルド時間を大幅に短縮する“Turbo Rebuild(ターボ・リビルド)”なども喜ばれていますね。これは、デグレード時のリスク回避にも効果的です」(若山部長)とのことだ。
さらに故障したアレイを一時的に復旧させ、残存データを可能な限り救済する「Force Online(フォース・オンライン)」や、BIOSでMBRなどのパーティション情報を初期化せずにメタデータのみを復旧させてRAIDの構築を可能とする「Skip Initialization」なども、システムインテグレーターの声に応えて搭載されたものだ。
「アダプテックジャパンでは、日本や韓国のお客様の声を本国にフィードバックしています。その集大成が製品として提供されているのです。組み込みやすさ、使いやすさは、お客様の声に耳を傾けて製品開発を行ってきた証といえるでしょう」(若山部長)。
Linux・オープンソース、Windowsなど
数多くのOSに対応
「Adaptec RAID 5シリーズ」は、多くのOSをサポートしている。WindowsはもとよりLinuxについても、多くのディストリビューションに対応しており、別途ドライバをインストールすることなく稼働する。
また、同社の製品は「Adaptec RAID Code(ARC)」という同一プラットフォームで構築されているため、同一のドライバで稼働する。つまり「Adaptec RAID 3シリーズ」が稼働しているシステムであれば「Adaptec RAID 5シリーズ」に差し替えるだけですぐに稼働する。これは、システムインテグレーターにとって朗報といえるだろう。「検証いただけるよう無償の貸し出しも行っていますので、ご利用いただければと思います」(若山部長)。
ユーザーやシステムインテグレーターの視点で製品を開発してきた同社の姿勢は、随所に現れている。ストレージへの要求が高まるなか、アダプテックジャパンへの注目度は増加の一途をたどっている。
アダプテックジャパン=http://www.adaptec.co.jp/