日本エフ・セキュア
4つのフリーで、ユーザー/パートナーのメリットを最大限に
パートナー企業を巻き込んだSaaSモデル『F-Secure ビジネスセキュリティ』

導入しても適切に運用されていないウイルス対策の現状

　企業規模にかかわらず、ウイルス対策ソフトウェアを導入している企業は多い。しかしウイルス感染は後を絶たず、実際に被害にあった企業も多い。これはウイルス対策ソフトを導入しただけで安心してしまい、適切に管理・運用されていないことが大きな原因となっている。

　「確かに、大半の企業においてエンドポイントのウイルス対策ソフトが導入されていますが、対策の確立という点では、適切に運用できていないケースも少なくありません。そこで当社では、企業ユーザーが導入するセキュリティシステムを適切に機能させることを支援する『F-Secure ビジネスセキュリティ』を提供しています」と語るのは、戦略営業本部・ビジネスデベロップメントマネジャの廣森千穂氏。

　『F-Secure ビジネスセキュリティ』は、SaaS型のエンドポイントアンチウイルスサービスで「ストレスフリー」「メンテナンスフリー」「ロケーションフリー」「セレクトフリー」を訴求している。

SaaS型のメリットを最大限に生かした提案

　日々登場する脅威に対して、対策ソフトのパターンファイルやHotFixなどを適用し、常に最新の状態にしなければならない。しかし、これらの適用はユーザー任せになっているケースが多く、これがセキュリティリスクとなっている。

　SaaS型の『F-Secure ビジネスセキュリティ』は「メンテナンスフリー」で、ユーザーが意識することなく、常に最新のパターンファイル、HotFixが適用されている。管理者は、クライアントPCの適用状況を確認する必要がなくなり、セキュリティリスクの低減と作業工数の大幅な低減が可能となる。

　また、従来は社内LAN、拠点、出先など保護対象端末を使う場所によって異なる対策が必要だったが、『F-Secure ビジネスセキュリティ』では、インターネットへの接続環境さえあれば「ロケーションフリー」で、同一のサービスが提供できる。

　さらに、導入・運用に関して、管理サーバーなどを立てる必要もなく、サービスだけを利用できる。つまり、サーバーの導入・管理・運用コストが不要で、ネットワークにつながっているクライアントPCから管理できる。管理者、経営者の「ストレスフリー」も実現しているのだ。

パートナーの付加価値ビジネスを創出

　『F-Secure ビジネスセキュリティ』は、手離れのいい「スタンダードモデル」と管理運用をアウトソースできる「アドバンスドモデル」が提供される。また「オフィス」「小中高校」などのパック製品も用意されており、選択の幅をさらに広げた「セレクトフリー」を実現している。

　これにより、顧客のニーズにあわせた製品を提供できるばかりか、パートナー企業にとっては、製品を1つのセキュリティツールとして利用できるようになる。また、パートナーならではの付加価値を追加し、オリジナルのサービスとして提供することができるため、ビジネスチャンスの創出にもつながる。

　インターネットの脅威に対するゲートウェイレイヤーでの対策の必要性がクローズアップされている昨今だが、いつの時代も基盤となるエンドポイントでの対策は必要不可欠。だからこそ、確実に機能する仕組みをパートナー企業とともに提供していく必要があると、同社は考えているのだ。

　SaaSビジネスにおいて台風の目となるべく、アクセルを踏み込む日本エフ・セキュア。今後の展開から目が離せない。


日本エフ・セキュア＝http://www.f-secure.co.jp/

[次のページ]