Special Issue
<セキュリティソリューション特集> 情報セキュリティは家庭・企業、国で取り組むべき課題 後編
2007/10/22 19:56
週刊BCN 2007年10月22日vol.1208掲載
メッセージングのプロフェッショナル集団
日本市場に根づくテラステクノロジーの戦略とは
■国内市場において前年比150%の高い成長率を記録

「当社は、高い技術力を武器としています。メッセージングのプロフェッショナルとして、この分野に注力し、展開している企業というのは、あまり多くないと思います」と、金暎埈日本支社長は語る。
「韓国では、02年の後半から03年にかけて、スパムメールが新しい脅威として認識され始めました。そのため、“SPAM WATCHER”はシェアを伸ばし、ISP/ポータルサイトにおいては、韓国でNo.1のシェアを誇っています」(金日本支社長)と続ける。
同様の戦略で市場を開拓しようと日本市場に参入したが「日本ではアンチスパムメールの市場が立ち上がっておらず、しばらく苦戦しました」(金日本支社長)とのことだ。
04年から05年にかけて、日本においてもアンチスパムメール市場が立ち上がりを見せ、同社にとって追い風の状況となった。06年5月には日本支社を設立し、国内市場での本格的な展開を始めている。アプライアンス製品を主力製品とした戦略により、同社は、高い成長率を示し「対前年度比150%以上の成長を遂げています」(金日本支社長)とのことだ。
■メッセージングに軸足を置き、技術・ノウハウを蓄積

トータル電子メールセキュリティソリューションである「SPAM WATCHER」やメールアーカイブソリューション「TERRACE VAULT(テラスボールト)」の機能性の高さの背景には、同社の技術力の高さがある。「将来的にはメールサーバを中心とした、電子メールのトータルソリューションを展開していく予定です」(金日本支社長)とのことだ。
■パートナーと共に伸長するテラステクノロジー
同社は、直販は行わず100%間接販売で展開する。「日本市場に根を下ろして展開するために、パートナー様との関係の構築を行っています。国内市場の要望をいち早く伝え、製品にフィードバックする体制も整えています」(金日本支社長)。同社の製品は、技術力はもとより、品質が高い。それは、日本市場の要求に応じ、製品をバージョンアップしてきた結果であるという。「日本市場で評価を得られれば、ワールドワイドで展開しても成功できると考えています」(金日本支社長)。
また、金日本支社長は、メッセージング・セキュリティのプロフェッショナルとして「Security Solution 2007」と同時開催されるセミナーの講師として07年10月25日(木)10時55分から「電子メールに求められる信頼性の高いスパム対策・メールアーカイブ」と題した基調講演を行う。これを機に足を運んでみてはいかがだろうか。
テラステクノロジー=http://www.terracetech.com/jp/