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Special Feature

【2025年 新春インタビュー】日本オラクル 基幹系のクラウド移行は、国内ITの課題を解決する

2025/01/13 09:00

週刊BCN 2025年01月13日vol.2044掲載


──2024年の手応えは。

 「オラクルってクラウドをやってるんでしたっけ」と言われた時代から、変わってきたと感じる。IaaS、PaaS、SaaSを合わせ、着実に大型顧客を獲得し、しっかりカットオーバーできた。ミッションクリティカルシステムを動かすならオラクル、クラウドERPと言えばオラクル、という地位はだいぶ確立されている。
 
三澤智光
取締役執行役社長

 ただ、「Oracle Cloud Infrastructure」(OCI)のケーパビリティーはとても広く、ミッションクリティカルだけでなく、あらゆるエリアで利用できる。この点の認知度はまだ低い。米国ではUber Technologies(ウーバー)など、旧来の領域以外の顧客も増えており、幅広く使えるイメージへと変えなければならない。クラウドネイティブSaaSの真の価値も伝える必要がある。

──基幹系システムのモダナイゼーション需要をどうみるか。

 まだまだこれからだ。今回のモダナイゼーションのニーズは、三つの課題を解決するチャンスである。一つは(古いバージョンのまま据え置く)「塩漬けシステム」。世界情勢や地政学リスクを考えれば、いつ何時、何をされてもおかしくない。二つめは、塩漬けによってカスタマイズが進むことでもたらされる技術的負債だ。その結果として、莫大な更改コストが定期的に発生している。クラウドリフトで、そのコストはほとんどなくなるだろう。

 三つめは運用コストだ。複雑なシステムの上にカスタマイズもあれば、整合性を保って運用するには人手もコストもかかる。これもSaaSにすれば、ほぼなくなる。更改と運用のコストが大幅に減れば、これまでと違ったIT投資が可能になるはずだ。

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外部リンク

日本オラクル=https://www.oracle.com/jp/