Special Feature
【2025年 新春インタビュー】さくらインターネット ガバメントクラウド認定に向け投資を強化
2025/01/13 09:00
週刊BCN 2025年01月13日vol.2044掲載
──2024年を振り返ってどうか。
国際情勢をはじめとして、マクロ環境では不安定さが高まっている。已然として、「Amazon Web Services」や「Google Cloud」はクラウドとして非常に強いが、われわれのようなオルタナティブな存在の確立や、AI需要の高まりがみられるなど、これまでとは違う変化がIT業界で起こっていると感じる。
──24年からは、「NVIDIA H100 TensorコアGPU」を搭載した生成AI向けクラウドサービス「高火力 PHY」の提供を開始するなど、新たなGPUリソースサービスを展開している。
(GPUサービスの高火力シリーズ自体は)元々16年から展開しているビジネスだ。比較的長くビジネスを展開してきたため24年になって日の目を見たことは、当社にとって非常に“エポックメイキング”な出来事だと感じている。産業技術総合研究所の「ABCI(AI Bridging Cloud Infrastructure)」など、AI向けのGPU基盤は国の整備も進んでいる。以前は競争関係にあったが、最近のGPU不足を要因として協調できるように社会が変化してきた。その中で高火力が先駆者の一つとして、業界の中で重要なポジションを担うことができたと感じている。
──24年にやり残したことはあるか。
「さくらのクラウド」をGPUクラウドと同じ程度に成長させていくということが完全にやり切れているわけではない。やはりさくらのクラウドにもう少し積極投資をしていくことが必要だ。GPUクラウド一本足打法になってしまうことは非常にリスクだとみており、目下の課題だと考えている。
続きは「週刊BCN+会員」のみ
ご覧になれます。
(登録無料:所要時間1分程度)
新規会員登録はこちら(登録無料) ログイン会員特典
- 注目のキーパーソンへのインタビューや市場を深掘りした解説・特集など毎週更新される会員限定記事が読み放題!
- メールマガジンを毎日配信(土日祝をのぞく)
- イベント・セミナー情報の告知が可能(登録および更新)
SIerをはじめ、ITベンダーが読者の多くを占める「週刊BCN+」が集客をサポートします。 - 企業向けIT製品の導入事例情報の詳細PDFデータを何件でもダウンロードし放題!
- 1
関連記事
さくらインターネット、GPUクラウドビジネスをさらに強化 「高火力DOK」の新プランを発表