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Special Feature

【2025年 新春インタビュー】ネットワールド 新たなチャレンジに向けた基礎をつくる

2025/01/06 09:00

週刊BCN 2025年01月06日vol.2043掲載


──2024年の振り返りを。

 おかげさまで順調な業績で締めくくれた。AIの活用に関するシステム構築やセキュリティーといった分野が市場をけん引し、パートナーがそれに応えるように努力したことが大きい。商材としては、ストレージや仮想化基盤の販売が伸びた。PCについては「Surface」が中心となっていたが、24年から「VAIO」の取り扱いを始めた。とはいえ、まだわれわれがPCを販売しているとのイメージはパートナーに浸透していないので、この部分についてはまだ道半ばの状況だ。
 
芹澤朋斉
代表取締役社長

──AIの活用は追い風になっているか。

 先進的なお客様は大規模な企業が多い。われわれも案件に携わることがあるので、業績の数字としては目立っている。着実に進んでいるとの見方は正しいと思うが、活用の裾野が広がっているかというと、本格化するのはこれからだろう。

──クラウドビジネスの状況は。

 SIパートナーのクラウド活用を支援する「CloudPath Services」では、4月に「Amazon Web Services(AWS)」用のサービスを20種類くらい追加し、お客様への訴求を進めてきた。システム環境がハイブリッドクラウドあるいはマルチクラウドになっていくだろうとみている中、AWS用のサービスを拡充したのは、われわれとしては当然の流れと言える。クラウドビジネスについては、ようやく芽が出てきたと感じている。ボリューム感はまだまだだが、成長率は高いので、引き続き伸びを期待している。
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