Special Feature
回復基調の国内PC市場の今 迎える特需の先を見据えた策は
2024/12/09 09:00
週刊BCN 2024年12月09日vol.2040掲載
(取材・文/大河原克行、編集/藤岡 堯)
電子情報技術産業協会(JEITA)が発表した24年度上期の国内PCの出荷実績は、前年同期比13.2%増の348万7000台、出荷金額は同16.8%増の4124億円と、台数、金額とも2桁増の伸びを示した。台数と金額がともに前年実績を上回ったのは、23年度下期(23年10月~24年3月)に続き、2半期連続。上期だけを捉えれば、出荷台数が前年実績を上回ったのは、19年10月の消費増税前の駆け込み需要と、20年1月の「Windows 7」EOSに向けた特需が重なった19年度上期に51.4%増となって以来、5年ぶりとなった。
さらに24年10月の国内PC出荷実績では、前年同月比で50.0%増という大幅な伸びを記録した。月別の集計で、前年同月比で1.5倍以上の伸びとなったのは、GIGAスクール構想によるPC出荷がピークを迎えた21年2月以来のことで、市場は急速な勢いで拡大に転じている。
23年度は、JEITAの出荷統計が現在の調査方法となった07年度以降、過去最低の668万2000台にとどまったが、これを底に一気に需要が回復しつつあるようだ(図表1参照)。
- 法人向けの好調がけん引 メーカー、販社は手応え
- EOS、GIGA、AI PCさらなる拡大要因も
- 需要集中、薄利化、反動が懸念材料
続きは「週刊BCN+会員」のみ
ご覧になれます。
(登録無料:所要時間1分程度)
新規会員登録はこちら(登録無料) ログイン会員特典
- 注目のキーパーソンへのインタビューや市場を深掘りした解説・特集など毎週更新される会員限定記事が読み放題!
- メールマガジンを毎日配信(土日祝をのぞく)
- イベント・セミナー情報の告知が可能(登録および更新)
SIerをはじめ、ITベンダーが読者の多くを占める「週刊BCN+」が集客をサポートします。 - 企業向けIT製品の導入事例情報の詳細PDFデータを何件でもダウンロードし放題!
- 1