Special Feature

【2024年 新春インタビュー】セールスフォース・ジャパン パートナーとチームで顧客を支援

2024/01/22 09:00

週刊BCN 2024年01月22日vol.1999掲載


――2023年の振り返りを。

 非常に大きな成長ができた。グローバルでの決算も力強い数字を示すことができ、日本法人としてもグローバルの好調に寄与できた。要因としては、コロナ禍では、顧客はDXへの投資に対して慎重になったり、ブレーキを踏んだりしていたが、そうした状況が改善され、改めてインフラ整備や働き方改革、生産性の向上をやらなければならないという機運が高まった。
 
代表取締役会長兼社長 小出伸一

――注目を集めた生成AIについてはどう見ているか。

 生成AIをビジネスに活用するにはデータのクオリティが重要だ。一方で、国内企業のIT環境はデータベースがバラバラだったり、それを統合するためのAPIが複雑化していたりする状況だ。生成AIへの期待は、データをきちんと整備した上でデータに基づいた経営をしたいという大きな動きが根底にあり、それを無視すれば実際のビジネスに役立たせることはできない。

 その意味でCRMをベースに、あらゆるデータソースから顧客に関する情報を集め、顧客体験を最適化するソリューションやプロダクトを充実させてきたことには意義がある。そこに生成AIを適用し、意思決定をより迅速にするなど、顧客の生産性の向上に寄与できるだろう。
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