Special Feature

【2024年 新春インタビュー】弥生 デジタル化の促進に注力

2024/01/22 09:00

週刊BCN 2024年01月22日vol.1999掲載


――2023年はどのような年だったか。

 ひとことで言うと変えられた年だった。新しい経営体制になり、会社のスピード感は向上し、社員の意識や社内の雰囲気、文化も変わってきたと感じている。まだ課題はあり、大変なことも多かったが、逆にエネルギーにする方向に社員が心を一つにしつつある。
 
代表取締役社長執行役員 前山貴弘

――ビジネスは順調に推移した。

 業績はおかげさまで順調に伸びている。インボイス制度絡みの需要は一定程度あったが、想定したほど上がらなかった。パートナーである会計事務所などに話を聞いてみると、まだ様子見の企業がある。一方、10月に発表した新ブランド「弥生 Next」については、売り上げへの貢献はもう少し先になるが、滑り出しは順調だ。弥生 Nextを中心に、全体として新しいお客様の獲得や製品の継続利用につながっている。

――特に優先的に解決すべき課題は。

 長く事業を続けてきたことによって、特に考えずにこれまでのやり方を踏襲するようなところが社内でいろいろと残っている。一概にそれを否定するわけではないが、変化すればもっと効率が上がったり、違ったことができたりする部分がある。その意味で業務の見直しは引き続き進めていかなければならないと感じている。
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