Special Feature
【2024年 新春インタビュー】野村総合研究所 国内ITは堅調な成長トレンドが続く
2024/01/15 09:00
週刊BCN 2024年01月15日vol.1998掲載
――2024年のIT投資動向をどう見るか。
国内の主要企業の業績はおおむね良好である一方、人手不足がより深刻化する。就労人口が減る中、女性や高齢者の労働参加率を高めることで補ってきたが、補いきれなくなるタイミングでITによる一段の業務効率化が求められ、国内IT市場を支えていくことになるとみている。当社は先進的なデジタル技術やAIによってユーザー企業の需要や期待に応えていくことで業績を伸ばす。
――注目を集めている生成AIの進展をどう見るか。
生成AIは「高性能化」と「実用化」の二極化が進むだろう。前者は欧米を中心とする巨大IT企業がこぞって研究開発投資を行い、高精度かつ万能性を追求していく。後者は特定の業務に特化し、扱いやすい小型軽量なエンジンで性能を出していくパターンだ。SIerのビジネスになるのは前者の万能型AIではなく、業種や業務に特化した後者のほうで、さまざまな業務アプリに生成AIの技術を組み込んでいくビジネスが今後本格的に立ち上がると予測している。
- 生成AIを顧客接点や基幹業務に応用
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