Special Feature

【2024年 新春インタビュー】TIS グローバルでの価値創造を進める

2024/01/15 09:00

週刊BCN 2024年01月15日vol.1998掲載


――2024年を表すキーワードに「グローバルでの価値創造を進める」を挙げるが、どのような狙いがあるのか。

 ユーザー企業のビジネスがグローバル化するなか、国内外の市場で十分な価値を創造していくには、当社自身のビジネスもグローバル化しなければならない。コロナ禍が収束して人の往来が再び活発になり、グローバルでの商談機会が増えているのを好機と捉え、ASEAN市場を中心に進出を加速させていく。
 
代表取締役社長 岡本安史

 ASEANは成長市場であり、ITの新しい活用方法や需要が次から次へと生まれている。当社は決済基盤に強みを持っており、海外の成長市場のトレンドをつかんだ上で、さまざまな応用ビジネスを決済基盤上に構築し、そこで生み出した価値を国内外のユーザー企業に提供していきたい。

――どのようにして実現するのか。

 ASEANの地場有力SIerやITベンダーに、TISインテックグループへ加わってもらうよう働きかけるM&Aを軸に据える。いきなりM&Aを仕掛けるのではなく、まずは資本業務提携を行い、実際に互いの強みを生かしたビジネスを伸ばせるのかを検証し、うまくいくようなら出資比率を高めてグループに入ってもらう。

 典型例がタイの有力SIerのMFEC(エムフェック)で、同社とは6年ほどの時間をかけて互いの強みを補完し合える関係構築や、それを実現するためのグローバル人材を育成し、20年に連結子会社になってもらった。今後も新規の資本業務提携や持ち分法適用会社の連結子会社化などを進めていく。
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