Special Feature
【紙面で振り返る2024年】注目ニュースをピックアップ ITビジネスは次のステップへ
2024/12/26 09:00
週刊BCN 2024年12月23日vol.2042掲載
米Oracle 日本に約1兆2000億円を投資
米Oracle(オラクル)は4月18日、日本向けに今後10年間で80億ドル(約1兆2000億円)を投資する計画を明らかにした。沸騰するAI需要や、自国の規制や法律などに準拠してユーザーが国内でデータを保有・管理できる「データ主権」の潮流加速に対応するため、データセンター(DC)の増強や運用・サポート人員の充実を図り、「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」の事業を拡大する。同日、都内で会見したサフラ・キャッツCEOは「投資額は最低限だ。日本でのビジネス状況や、私たちが感じている旺盛な需要を踏まえ、実際にはさらに投資することになっても不思議ではない」と意欲を見せた。投資についてオラクルは、生成AIの爆発的な普及に伴うクラウドサービスへのニーズに応えることに加え、データ主権への取り組みも強調。データ主権の考えは地政学的リスクの高まりを背景に、経済安全保障の観点などから、グローバルで関心が高まりつつある。
(4月29日・2012号掲載)
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