Special Feature
未来のIT人材を育む環境整備 インテルが注力する「STEAM Lab」
2023/08/28 09:00
週刊BCN 2023年08月28日vol.1982掲載
(取材・文/堀 茜、大向琴音)
STEAM教育とは?
科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術(Arts)、数学(Mathematics)の頭文字を組み合わせた造語で、五つの領域を対象とし、理数教育に創造性教育を加えた教育理念。知る(探究)とつくる(創造)のサイクルを生み出す、分野横断的な学びを指す。文部科学省は、AI時代に対応できる人材の育成を目標とし、GIGAスクール構想による教育改革を行う中で、STEAM教育も、AIやIoTなどの技術の発展に対応するための学習、横断的な学習の実現を目的として推進する方針を示している。18の学校にICT機器を設置 ハードとソフト両面を提供
インテルは、STEAM教育を実践するために必要なハードとソフトを提供する取り組み、STEAM Labに注力している。21年度に実証研究校を公募し、全国18の小中高校大学に高度なICT機器を備えた専門の教室を設置。22年度から2カ年の計画で、授業の中でSTEAM教育実践に活用されている。STEAM Labには、3D CADや動画編集ソフトを使用できる高性能PC、3Dプリンタ、教員が生徒に説明する際などに使う高精度の大画面モニターなどを設置。1校あたり数百万円の機器やソフト類は、同社のパートナー企業のPCメーカーやディストリビューターなど12社が無償で提供した。ソフト面では、STEAM教育用のカリキュラムと、教員がデジタル機器を使う技術の研修プログラム「Intel Skills for Innovation」を無償提供している。
インダストリー事業本部の島田晋作・公共スマートシティー事業推進部事業統括部長は、取り組みの狙いについて「国を背負うデジタル人材の育成、AIやデータを使いこなす職業につながる人材育成を目指したい」と話す。
- IT人材不足に危機感 中長期的視点で教育を支援
- 兵庫教育大学 大学と付属の小中学校に設置 シームレスな取り組みを実践
- 埼玉県戸田市 先進事例として導入 子どもの主体性を伸ばす
- 課題は取り組みの広がり パートナーのビジネスチャンスにも
続きは「週刊BCN+会員」のみ
ご覧になれます。
(登録無料:所要時間1分程度)
新規会員登録はこちら(登録無料) ログイン会員特典
- 注目のキーパーソンへのインタビューや市場を深掘りした解説・特集など毎週更新される会員限定記事が読み放題!
- メールマガジンを毎日配信(土日祝をのぞく)
- イベント・セミナー情報の告知が可能(登録および更新)
SIerをはじめ、ITベンダーが読者の多くを占める「週刊BCN+」が集客をサポートします。 - 企業向けIT製品の導入事例情報の詳細PDFデータを何件でもダウンロードし放題!
- 1