Special Feature
存在感増す「FIWARE」 自治体IoTにおけるITベンダーの役割とは
2023/04/03 09:00
週刊BCN 2023年04月03日vol.1963掲載
(取材・文/藤岡 堯)
NECが日系で唯一、開発に参画
FIWAREは、欧州連合の官民連携プログラムで開発された次世代インターネット基盤ソフトウェアだ。プログラムは、BtoC領域のインターネットビジネスで米国に先行された欧州が、公共を含めたBtoB領域で米国に対抗する意図があるとされ、次世代インターネット技術における欧州の競争力強化と、社会・公共分野のアプリケーション開発支援を目的に進められた。FIWAREはプログラムの中核となる基盤ソフトウェアとして位置付けられている。FIWAREはスマートシティに限った基盤ではなく、物流や交通・輸送、農業、エネルギーなど多様な分野での活用が可能だ。では、なぜ公共向けの利用に注目が集まっているのか。日系企業として唯一、FIWAREの開発に加わり、現在はその普及を民間主導で推進する非営利団体「FIWARE Foundation」に、最上位のプラチナメンバーとして参画するNECに話を聞いた。
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