Special Feature
上期注目のニュースをピックアップ “追い風”吹くIT業界、変化の動きはなお続く
2022/06/28 09:00
週刊BCN 2022年06月27日vol.1928掲載
IT業界にとってはデジタルトランスフォーメーション(DX)絡みの需要は“追い風”になっており、2022年上期は多くの話題が業界をにぎわせた。好調な大手SIerの業績や事業再編、大型買収など、週刊BCN編集部が注目するニュースをピックアップ。なお続く変化の動きを紹介する。
(構成/齋藤秀平、岩田晃久)
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2021年度決算 IT投資意欲は高水準で推移
SIer主要3社の21年度(22年3月期)の連結決算が出そろい、軒並み好業績となった。顧客のIT投資意欲が高水準で推移していることに加え、新規のM&A効果などが後押しした。NTTデータの22年3月期の連結売上高は前期比10.1%増の2兆5519億円、営業利益は同52.8%増の2126億円と過去最高の業績を更新し売上高は33期連続の増収を達成。国内IT投資が底堅く推移していることに加え、海外事業におけるM&Aや円安による為替のプラス要素、さらに一連の構造改革が好業績につながった。
野村総合研究所(NRI)の22年3月期連結売上高は前期比11.1%増の6116億円、営業利益は同31.5%増の1062億円、営業利益率は同2.7ポイント増の17.4%と過去最高の業績を更新。営業利益は23年3月期までの4カ年中期経営計画の目標としていた1000億円を1年前倒しで達成した。
TISの22年3月期の連結売上高は前期比7.6%増の4825億円で12期連続増収、営業利益は同19.7%増の547億円で11期連続増益を達成した。既存事業が力強く伸びたことに加えて、M&A効果も約100億円あった。営業利益率も11.3%と20年度比で1.1ポイント増えている。
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