新規ビジネス
さまざまなテーマが浮上
自社の強みを生かして差異化
新規ビジネスへの取り組みについてアンケートをとったところ、さまざまな回答が返ってきた。新しいトレンドの「IoT」「ビッグデータ」「AI」に関連するビジネスに力を入れるほか、「クラウド」「モバイル」「業種特化」「FinTech」などをテーマに、自社の強みを生かして他社との差異化につなげようとしている。ここでは、回答のなかから特徴のある新規ビジネスを紹介する。
【FinTech】
新日鉄住金ソリューションズ
FinTechやビッグデータ分析は、顧客の属する業界と業界の狭間、あるいはその少し重なっているところに商機がある。当社は流通・小売、製造、金融の業種ノウハウとITをもっていることから、業種や業界をまたぐような提案をしていきたい。
【クラウド】
ネットワールド
VersaStack、Flexpod、VSPEX BLUEなどの「コンバージド・インフラのVAD」としての地位を確立、ネットワールドのクラウドサービス「NETWORLD CLOUD」はDRなどの構築技術サービスを提供する“付加価値”クラウドサービスとして展開する。
【業界特化型】
NECソリューションイノベータ
農業向けに害虫の種類を画像認識技術で特定するシステムや、同じく画像認識技術を活用して水産養殖業向けに魚の数を数える「NECフィッシュカウンター」を開発した。
NSD
「ビジネス開発本部」を2009年10月に設置して新規ビジネスの市場調査・サービス化に取り組んでいる。現在、新規分野のビジネスとして、医療・教育分野に注力。医療分野では、米国で遠隔医療(テレヘルス)サービスを展開。今後、新機種の導入により、拡販を進めるとともに、将来的には中国・タイなどへの展開も検討している。教育分野では、教育機関と連携して開発した新サービス「まなBOX」の販売を開始した。
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