マルチアングル・リアルタイムで物語が進行する電子ドラマ「シェア友」の主人公“女優・津川友美”を演じる津川友美さん。自らを題材とした電子ドラマに出演する。 「今年、28歳になる私は、もっと自分を磨いて別の世界に飛び込むべきか、それとも結婚を考えるべきか…、いろいろ迷いながらも女優という職業をやめる気にはならない。立場は違っても同年代の女性の多くが抱く悩みや葛藤を等身大で表現していく」
同年代の女性から共感を得る演技に力を入れる。 「シェア友」が主に利用する媒体は、テレビやラジオではない。携帯電話のメール機能を使う。物語の登場人物は津川さんと同じアパートで暮らす脚本家志望の女性(28歳)と大手生命保険会社勤務のOL(30歳)の計3人。津川さんをはじめ、それぞれの登場人物が個別に読者へ携帯メールを配信する。
「わたしが出した携帯メールを読んでくれる読者と、他の2人が出したメールを読む読者とでは、同じ物語なんだけれども、それぞれ違う視点からドラマを捉えていくことになる」登場人物の視点ごとに違うマルチアングルと携帯メールのリアルタイムをドラマの世界へ持ち込んだ。7月までの約3か月間、親近感たっぷりの物語が続く。観客が増えたタイミングでのテレビドラマ化も視野に入れる。今後の展開が楽しみだ。
プロフィール
●(つがわ ともみ)●1976年6月14日、大阪府生まれ。●93年、アイドルグループ「大阪パフォーマンスドール」で芸能界デビュー。●99年、日本テレビのバラエティ番組「ガールズ・ガールズ」にレギュラー出演。●00年、NHK・BSのエンターテインメント番組「新・真夜中の王国」水曜日のキャスターとして出演。その他、ラジオ番組などでも活躍。●04年4月26日から始まった携帯電話メールを活用した電子ドラマ「シェア友」(脚本:森田幸江。中京テレビ・アミューズ・テグレット技術開発の共同企画)に出演。