近年、外食業界では人手不足や非接触対応などによって、店内MO(モバイルオーダー)の導入が進んでいる。店内MOに参入する企業も増え、POS連携やLINEミニアプリ化など、付加価値の生み出し方もさまざまだ。今回は店内MOの実情を深堀しながら、DX化アプローチの余地について提示したい。
外食業界における店内MOの実情
人手不足で「お客様にオーダーを聞く」という業務を削減するため、店内MOを導入するケースが多い。特に食べ・飲み放題の場合、注文が五月雨で来ることが多く、そこに大切なリソースを割かれてしまうことを店舗は避けたい。また、店内MOは比較的歴史が浅いサービスということもあり、導入してみたが思っていたものと違うということも多々ある。例えば、店舗のネットワーク回線に依存して、注文が通らず遅延するといった事象も発生することもある。特に無料Wi-Fiを提供している店舗だと、来店客が増えていくとともに回線が細くなっていき、一番重要な繁忙時間帯にトラブルになるということもある。来店客が導入している店内MOのサービスで店を選ぶことはないが、店全体の印象によって再来訪が期待できないこともあるだろう。
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