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【現場から見たERPの歴史と最新事情・4】海外現地法人に展開するには
2022/11/29 10:00
一般的なERPパッケージは多通貨、多言語に対応しており、グローバルに活動する企業での利用が想定されているため、ERPを標準システムとしてグループ全体に展開導入する手法がよく採られる。ところが、実際に世界のさまざまな国、さまざまな規模の現地法人にERPを導入するのは一筋縄ではいかない。海外現地法人にERPをスムーズに導入するにはどうすればいいか。ERPを海外現地法人に展開していく上で重要なポイントを解説する。
テンプレートは海外法人をベースにすること
まず、展開のベースとなるシステム(テンプレート)を作ることになるが、この際のターゲット選びが重要となる。日本企業の場合、本社や国内のグループ会社は業務要件や法制度の要件など、システムへの要求が非常に多く、これをテンプレートにすると海外現地法人に全く合わないものになってしまう。少なくとも日本国内用と海外用のテンプレートは分けるべきで、海外用テンプレートは例えばタイやシンガポールのような比較的小規模で法制度の要求が少ない国の現地法人で構築すべきである。テンプレートは最小限のものにしておいた方が、後にスムーズに展開しやすい。
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