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Elasticが3大クラウドへの最適化を加速、強みは「検索・セキュリティ・可観測性」

2022/11/02 16:00

週刊BCN 2022年11月07日vol.1945掲載

 オランダと米国に本社を置くElastic(エラスティック)は、主要3大クラウドへのネイティブ対応を加速させる。同社は企業内検索エンジンを軸に情報セキュリティやシステムの稼働状況の可観測性の機能を統合した製品「Elastic Search Platform」を開発している。近年ではAWSやAzure、GCPの3大クラウドに最適化したネイティブ対応を進めており、昨年度(2022年4月期)はクラウド対応版の売り上げが前年度比で約1.8倍に増えた。本年度も伸びの勢いが衰えていないことから、3大クラウドへのネイティブ対応を一段と強化していく。
 
アシュ・クルカルニ CEO

 具体的には、クラウド上で運用しているデータを検索したり、ログを分析してセキュリティやシステム稼働の状況を把握したりするといった従来のオンプレミス版と同様の機能を提供するとともに、クラウド上のマーケットプレイスから数クリックでElasticを実装。導入にかかる時間を大幅に短縮できるようにする。今年1月にエラスティックCEOに就任したアシュ・クルカルニ氏は「クラウド版は需要が旺盛で、成長著しいビジネスに育っている」と手応えを感じている。

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