台湾ITベンダーの変化に眼を向けると、IoT時代への対応、台湾スタートアップの動き、パソコン大手ベンダーのスタートアップを巻き込んで多角的全方位戦略などのトレンドがあるが、共通するキーワードが“スマート化(智慧)”だ。スマート農業(智慧農業)を始め、教育、流通、医療、健康、介護、工場など、さまざまな分野でスマート化に向けた製品開発が進んでいる。スマートビークル(智慧車輛)もそういった動きの一つ。ここへきて台湾ITベンダーは急速な勢いで自動車分野へのシフトを進めている。
台湾ITベンダーの自動車シフトとは
自働車シフトと言っても、台湾企業がEV車の開発を始めたわけではない。自動運転の技術競争に名乗りを上げたわけでもない。台湾はEV車は作らない。台湾ベンダーが持っている強みとは、次世代の自動車に不可欠であるエレクトロニクスパーツを供給することである。台湾にはこれまで培ってきたパソコンの領域での製品開発力や量産技術の蓄積がある。そうした技術や経験を自動車部品分野に振り向け、自動車メーカーとの関係作りを一気に推し進めようとしている。主な対象は欧米の自動車メーカーやトラック・バスメーカーだ。
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