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ネットワールド クラウドストライクのディストリビューターに 販売網を生かし顧客層の拡大狙う

2022/08/25 16:00

週刊BCN 2022年08月29日vol.1936掲載

 ネットワールドは、米CrowdStrike(クラウドストライク)とディストリビューター契約を締結した。クラウドストライクのサイバーセキュリティ統合プラットフォーム「Falcon Platform」を販売する。国内の顧客層の拡大を狙うクラウドストライクとセキュリティ事業の強化を図るネットワールドの思惑が一致した。ネットワールドの森田晶一社長とクラウドストライクの日本法人代表の尾羽沢功・ジャパン・カントリー・マネージャーは「今回の協業は両社にとって千載一遇のチャンスだ」と口を揃える。今後は全国をカバーするネットワールドの販売網を通じて新規顧客の獲得を目指す。
(岩田晃久)
 
ネットワールドの森田晶一社長(左)と
クラウドストライクの尾羽沢功・ジャパン・カントリー・マネージャー

セキュリティ事業の柱となる製品

 クラウドストライクの日本法人は2017年に設立、18年以降本格的にビジネスを開始した。マクニカをディストリビューターとして製品を拡販、エンドポイントセキュリティ強化を図るエンタープライズ向けを中心に導入してきた。

 Falcon Platformはプラットフォーム上で複数の製品群を展開し、総合的なセキュリティ対策を提供する。エンドポイントセキュリティの群では、EDR(Endpoint Detection and Response)や次世代アンチウイルス(NGAV)のモジュール、クラウドセキュリティの群ではクラウドの可視化やCSPM(Cloud Security Posture Management)のモジュール、そのほかにもID保護や脅威インテリジェンスなどの群を設けており、現在は、22のモジュールを提供中だ。ベンダーによるMDR(Managed Detection and Response)サービスを用意している点も差別化ポイントだとしている。

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ネットワールド=https://www.networld.co.jp/