ITとの関わり
筆者は、もともとソフトウェア開発者(プログラマー)で、製造業のシステム構築に30年以上携わってきた。当初は今でいうスクラッチ開発、具体的にはC言語などで「手作り」システムを作っていた。90年代の半ばにソフトウェアの部品化、いわゆる「オブジェクト指向」技術の活用が現実的になってきたことで、ソフトウェア開発の生産性・メンテナンス性が飛躍的に高まった。オブジェクト指向技術を全面的に採用して、当時まだ珍しかったソースコードを公開することにより、筆者らが開発した製造業向けのSCM(生産・原価管理)パッケージ「mcframe(エムシーフレーム)」は市場に受け入れられ、現在まで多くのパートナー企業を獲得し、多くの顧客に採用されるに至っている。
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