その他
【サステナブル社会に向けたデジタルに期待される核心・2】将来に向けて考えるべきインフィニティ・サイクル
2022/08/15 11:00
サーキュラーエコノミーの社会潮流と未来の兆し
産業廃棄物に比べ法規制が緩い一般廃棄物に着目すると、環境省の調べでは日本のリサイクル率は19.9%で25位(2018年度)。一方、上位3位はドイツ67.3%、スロベニア58.9%、オーストリア57.7%(Eurostat調べ)である。日本が低い理由は、日本とEUで計算方法が異なることもあるが、「ごみ焼却の考え方」の違いである。海に囲まれ森林が多い日本は、埋立て場所が少ないため焼却する廃棄文化が根付いた。世界の焼却処理率を比較すると、OECDの調べでは日本が79.0%という(2018年)。また、焼却すると、環境面で悪臭・CO2排出や焼却残渣の問題が発生し、経済面で設備導入・運用に莫大な資金が必要になるため、焼却せず循環できることが理想である。
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