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【DX・クラウド・アジャイル開発時代のSIビジネス・1】データからみるDXによる開発需要と人材不足

2022/07/21 10:00

  この連載では、SIビジネスを取り巻く状況をマーケティングの立場から俯瞰する。筆者はSIer向けクラウドサービスを提供しているスタートアップ企業でデベロッパーマーケティングを担当している。あらためて整理することで、ビジネスにつながるヒントとして紹介する。今回は、SIビジネスの市場動向を基に解説する。

情報サービス産業の規模と変化

 日本のSIビジネスは、大きな市場規模を誇っている。経済産業省の「2021年情報通信業基本調査(2020年度実績)」によれば、SIビジネスが属する情報サービス産業の市場規模は、2020年度売上高で18兆7928億円となっている。自動車・鉄鋼・エレクトロニクスなど日本の他の基幹産業と比べても遜色のない規模だ。このうち、受託開発ソフトウェア業と情報処理サービス業で約71%を占める。

 売上高の推移は16年度から19年度まで微増してきたが、20年度は前年度比1.1%減となった。デジタル活用が競争力の源泉となる昨今、DXブームや自治体のデジタル化などの需要から、この規模は維持されていくだろう。
 
情報サービス産業の規模と変化(出典:経済産業省)

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