製造業の開発部で働いていたある日、開発部のフロアに「経営目標:売上高2000億円、営業利益率10%、ROA7%」と書かれた貼り紙が出現した。これを見たとき、特段何も思わなかったが、後日、事業本部長の戦略説明を聞いた際に大きな違和感を覚えた。経営的な目標を事業部レベルに分解した数字は説明されたのだが、そのための戦略が「“徹底的に”コストダウンを図り、“圧倒的な”高品質で、“きっちりとした”モノづくりをする」といった感じで、何をどれだけ改善するかが含まれていなかったからだ。
本来、現場と経営はデータでつながっている。しかし、「ROAを上げる」ために「部材購入費を下げる」のか「在庫回転率を上げる」のかで、担当する部署もやり方も変わる。また、もしも購入単価を下げるために大量注文したら、在庫回転率は下がってしまうといったトレードオフも存在する。
続きは「週刊BCN+会員」のみ
ご覧になれます。
(登録無料:所要時間1分程度)
新規会員登録はこちら(登録無料) ログイン会員特典
- 注目のキーパーソンへのインタビューや市場を深掘りした解説・特集など毎週更新される会員限定記事が読み放題!
- メールマガジンを毎日配信(土日祝をのぞく)
- イベント・セミナー情報の告知が可能(登録および更新)
SIerをはじめ、ITベンダーが読者の多くを占める「週刊BCN+」が集客をサポートします。 - 企業向けIT製品の導入事例情報の詳細PDFデータを何件でもダウンロードし放題!
- 1
関連記事
ウイングアーク1st 代表取締役社長執行役員CEO 田中 潤