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【身近に感じて仕事に生かせるデジタル活用術・3】ピンチをチャンスに変えたみらい蔵のDXから学ぶ

2022/07/06 10:00

 農林水産省の統計データによれば、日本の農業生産額は1984年の11.7兆円をピークに19年時点で8.9兆円となっている。また、農業就業人口も10年の260万人が19年に140万人と減り続けている。世界の人口増加に伴い食料危機が叫ばれ、自給率を上げるのが必要だという議論を常に続けている。

 一方、大規模経営の農業生産法人数は増え続け3万社超。国の目標では5万社とする計画が進んでいる。農業経営を大規模化して食料の生産性を高めていくというのが潮流というわけである。

 これらの農業者を顧客として、いちはやくデータを生かす経営を推進している大分県豊後大野市で、農業資材(肥料、農薬、農業機械など)、米穀集荷、土壌分析などを展開するみらい蔵の取り組みを紹介する。

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