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米オープンレガシー レガシーとクラウドを橋渡し 3年でユーザー社数を500~1000社へ

2022/06/09 09:00

週刊BCN 2022年06月06日vol.1925掲載

 米オープンレガシーは、全世界でのユーザー社数が向こう3年で500~1000社に増える見通しを示した。現在の100社余りから大幅に増える見込みだ。
 
ロミ・シュテイン CEO&共同創業者

 同社はメインフレームなどのレガシーシステムとのAPI接続によってデータの出し入れを可能にするとともに、最新のクラウド関連技術を駆使したアプリケーション開発を支援するツール群を開発。ロミ・シュテインCEO&共同創業者は、「クラウドによって生み出された新しい技術や開発手法を導入したアプリ開発の需要が拡大している」と話す。

 基幹系システムのレガシー化は、最新の技術が活用しにくくなったり、特定ベンダーに主導権を握られるベンダーロックインされやすいといった問題を引き起こす。とりわけ近年は、コンテナ型仮想化やマイクロサービス、DevOps、CI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)といったクラウド環境で発展したクラウドネイティブ技術の進化が目覚ましい。 例えば、最新のインターネットサービスやスマホ向けアプリの開発を効率よく行おうと考えた場合、「クラウドネイティブ技術を使えるか、使えないかで開発効率に大きな差が出る」(シュテインCEO)と指摘している。オープンなクラウド技術を多用することで、新規に開発した部分のベンダーロックインの緩和も期待できる。

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