もともと小学校から高校までボーイスカウトに入っていた筆者は、週末になるとよくキャンプや登山に行った。ボーイスカウトでは「そなえよつねに」というモットーがあり、食料やナイフなどの装備はもちろん、火おこしやロープの結び方の技術や知識など、いかなる時も「そなえる」ことを徹底させられた。データ活用の山登りにおいてもデータからより高い価値を得るためには「そなえよつねに」の精神が重要なのである。備えることは、まず状況を見渡し把握することから始まる。
データ活用の状況を把握するために現在の課題を尋ねると、「そもそもデータがそろっていない」という段階から「データはあるが、全社展開する上で必要な人材が不足している」など、顧客によってその状況はさまざまであり、一概に「こうしたらいいですよ」と解決案を提示できるものではない。データ活用から企業が成果を得るためには、システム、人材、知見、組織、文化など、さまざまな要素が必要となる。そして、その必要となる要素はデータ活用の取り組みレベルに応じておおむね決まる。
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