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日立製作所の「JP1」事業 “運用統合”の領域へ進出 「Ops I」で運用手順をプログラム化

2022/02/17 16:00

週刊BCN 2022年02月21日vol.1911掲載

 日立製作所はクラウド版の統合システム運用管理「JP1 Cloud Service」の新機能として、運用統合サービス「Operations Integration(Ops I=オプスアイ)」の販売を3月31日から始める。“運用統合”とは運用方法が異なる複数のシステムを統合的に管理する手法で、「Ops Iはユーザー企業の運用手順の領域まで踏み込んだ新しいサービス」(柴田幸祐・運用マネジメント本部システム管理サービス部担当部長)と位置づける。
 
柴田幸祐 担当部長

 従来のJP1シリーズは、あくまでもシステム運用管理の“ツール”であり、ユーザー企業の運用手順まで踏み込む製品ではなかったが、Ops Iでは、運用手順をプログラムのコードに書き込み、実行する「オペレーション・アズ・コード(運用のコード化)」の手法によって運用統合を実現。ユーザー企業の運用領域をカバーするサービスに仕上げた。

 客先設置型の古い世代のシステムでは、開発した時期や用途によってシステムがサイロ化し、運用手順もシステムごとに異なるケースが多かった。既存システムを一足飛びに運用統合するのは困難であるため、「まずはクラウド上に構築された新しいサービスを主な対象とした運用手順のコード化で属人性を排除する」(加藤恵理・デジタルマーケティング部デマンドジェネレーショングループ主任技師)と、Ops Iによる運用統合を推進していく。
 
加藤恵理 主任技師

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日立製作所=https://www.hitachi.co.jp/