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Zoomの成長は止まらない 日本法人は2022年半ばに200億円突破の勢い チャネル構築の巧さが急成長を支える
2021/07/01 16:00
週刊BCN 2021年07月05日vol.1881掲載
米ZVCの21会計年度(21年1月期)売上高は26億5100万ドルで、前年度比4倍を超える成長を記録した。日本法人はそれを大きく上回る勢いで成長し、佐賀文宣・カントリーゼネラルマネージャーは「売り上げは1年で約10倍になり100億円を超えた」と説明する。現在は英国法人に次ぐ3番目の規模。ユーザー数も順調に増え、「10ライセンス以上の利用が前提となる『ビジネスライセンス』以上のプランを利用する企業が1月末時点で2万5000社を超え、現在は約3万社まできている」状況だ。
今年度のスタートにあたって、日本法人として向こう3年で売上高を21年度比2倍の200億円以上にするという目標を掲げているが、目下想定以上に急成長を続けている。「今期第1四半期の業績をみると1年半ほどで200億円は達成してしまいそう。目標を上方修正しなければならないと考えている」と佐賀カントリーゼネラルマネージャーは手応えを語る。
ZVC Japanの好調を支える大きな要因として、販路の構築が順調に進んだことが挙げられる。当初はNTTデータや野村総合研究所、日商エレクトロニクスなど大手SIerを中心に7社と一次代理店契約を結び、大手顧客の開拓に注力。その次の段階として昨年3月にはSB C&Sとディストリビューター契約を結んだ。佐賀カントリーゼネラルマネージャーは「SB C&Sというディストリビューター経由で市場を面的にカバーするという戦略。その中で全国のSMB向け市場をカバーする大塚商会やリコージャパンなどともしっかりエンゲージメントできた」と成果を強調する。現在、SB C&S経由でZoomを販売するリセールパートナーは400社を超えており、ZVC Japanの売り上げのうち約70%がパートナー販売による売り上げだ。
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