その他
キヤノンMJ 複合機・プリンタ市場の逆風にどう立ち向かう ITソリューションを中核に収益構造を転換
2021/04/28 16:50
週刊BCN 2021年05月03日vol.1873掲載
売上高の半分近くをITSで稼ぐ
キヤノンMJでは、25年12月期に連結売上高を6500億円、営業利益率を7.7%に高める目標を掲げる。昨年度(20年12月期)実績の5450億円に対して1050億円上乗せするとともに、営業利益率は昨年度の5.7%に対して2ポイントの改善を目指す。成長エンジンを担うのはITS事業で、昨年度の売上高は2094億円だが、25年までに全社売上高の46%を占める3000億円に拡大させる。この5年で1000億円近く伸ばす。ITS事業の中核を担うのは、グループ会社のキヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)で、基幹業務システムの構築からIoTやAI、エッジ・コンピューティングの領域まで幅広いSIビジネスを手がける。キヤノングループが複合機やプリンタ関連ビジネスで培ってきたドキュメント領域も、ITS事業の成長を担うエンジンとして価値を再定義する。また、キヤノンのネットワークカメラ製品についても、画像認識AIや防犯システムなど「ITSと一体となってこそ真価を発揮する」(キヤノンMJの足立正親社長)として、今年度からITS事業セグメントにネットワークカメラ関連事業を組み入れた。
SIの中身についても、従来主力としてきた顧客ごとに個別にシステムを構築を請け負うスタイルだけでなく、月額や年額といったSaaS型の料金体系を増やして収益の安定化を図る。
続きは「週刊BCN+会員」のみ
ご覧になれます。
(登録無料:所要時間1分程度)
新規会員登録はこちら(登録無料) ログイン会員特典
- 注目のキーパーソンへのインタビューや市場を深掘りした解説・特集など毎週更新される会員限定記事が読み放題!
- メールマガジンを毎日配信(土日祝をのぞく)
- イベント・セミナー情報の告知が可能(登録および更新)
SIerをはじめ、ITベンダーが読者の多くを占める「週刊BCN+」が集客をサポートします。 - 企業向けIT製品の導入事例情報の詳細PDFデータを何件でもダウンロードし放題!
- 1
関連記事
キヤノンマーケティングジャパン 次期社長に足立正親専務 ITソリューション事業のグループ連携強化に尽力
キヤノンMJ 電子契約サービスに参入 契約の前段階から保管までをフルカバー