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GMOグローバルサイン・HD 「GMOサイン」開発費7億円上乗せ ユーザー数100万社、自治体シェア80%目指す
2021/02/18 16:00
週刊BCN 2021年02月22日vol.1863掲載
真正性が求められるドキュメントすべてをGMOサインのサービス対象とするに当たって、遅延なく証明書を発行するIT基盤の強化や、文書を扱う業務アプリケーションとの幅広い連携強化、認印を押す感覚で誰でも使える分かりやすい操作性の追求で開発人員も100人規模で増やす。早い段階で国内ユーザー100万社を達成するとともに、海外展開も積極的に進めていく。
印鑑は民間企業の見積書や受発注書、請求書、自治体や学校、病院・診療所で使うさまざまなドキュメントの信憑性を担保するツールとして使われてきた。GMOグローバルサイン・HDは、ウェブサイト向けにSSLサーバー証明書を発行するサービスを長年にわたって手がけており、このノウハウや技術をドキュメント分野に応用。“電子的なドキュメントに証明書を発行する”ことで本物であることを証明する。
GMOサインは、日常の契約業務で使う印鑑や署名に加え、より高い信頼が求められる実印レベルのセキュリティ強度まで幅広く対応しているのが強み。電子メールで本人を確認する比較的簡易なものから、電子認証局によって厳格に本人確認がなされた証明書を発行する実印レベルのサービスがある。また、自治体でもGMOサインが利用可能になったことから「自治体の人口カバー率で80%のシェア獲得を目指す」(青山社長)と鼻息が荒い。(安藤章司)
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