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NTTPC 価格は“国内最安値”を実現 Windowsリモートデスクトップを提供
2020/12/03 16:01
週刊BCN 2020年12月07日vol.1853掲載
WebARENA IndigoのWindowsタイプVPSに「Windows Server リモートデスクトップ(RDS)SAL」を組み合わせることで、インターネットを経由してWindowsを利用することができる。Microsoft Officeの利用もでき、契約中のOffice 365(E3/E5)サブスクリプションライセンスをそのまま使用することが可能。Windows Server リモートデスクトップ(RDS)SALは、初期費用無料で、月額料金は550円から。WebARENA Indigo WindowsタイプVPSの月額上限料金が750円のため、月額1300円でリモートデスクトップを使い始められる。Office機能も使う場合は月額3450円からとなる。
NTTPCは、マイクロソフトのQMTH認定を取得している。そのため、Office 365のライセンスを持ち込む際、クラウド事業者などのサービスプロバイダー向けライセンスなどを追加購入する必要がなくなり、追加コストの抑制が可能。国内最大手の競合他社が示している価格の半額になるという。
安価にリモートデスクトップ環境を構築できる要因の一つは、昨年10月に提供を始めたWebARENA Indigoが「国内最安値」になっていることがある。説明会で、サービスクリエーション本部第二サービスクリエーション部の冨永嘉之・担当部長は、価格を抑制できる理由として、海外でソフトウェアの開発やサーバーの調達をしているほか、日本での運用を徹底的に省人化・自動化していることなどを挙げ、国内最大手のサービスと比較して45%安価になっていると説明した。
一方、WebARENA Indigoの提供を開始した後、1年間でVPSの利用台数が1万台を突破したとし「新型コロナウイルスの感染拡大で一時的に需要は伸びなかったが、その後は順調に成長している。当社調べでは、国内VPSの中で国内ナンバーワンの成長力になっている」と紹介した。利用台数1万台突破を記念し、Windows Server リモートデスクトップ(RDS)SALのライセンスを新規または追加で契約した場合、来年2月まで、月額料金を無料とする「リモートワーク応援キャンペーン」を開催することも発表した。
今後の展望については「2023年度までに10万VMを目指す」と強調。目標に掲げた数値には「国内最大級の会社が9万数千VMなので、そこを追い抜きたいという思いがある」と語り、国内シェアナンバーワンを目指す考えを示した。(齋藤秀平)
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