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NEC上期決算 マイナス影響は「期初見通しより大きい」が通期業績予想は変更なし 2Qの受注は回復傾向
2020/11/05 16:00
週刊BCN 2020年11月09日vol.1849掲載
受注動向は回復の兆しを示している。政府が20年度補正予算で「GIGAスクール構想」の前倒しを打ち出したことも追い風となり、社会基盤セグメントではビジネスPC需要減をGIGAスクール需要で補いつつある。第2四半期(2Q)の受注額は前年度比で41%増になった。
期初には新型コロナの業績への影響を「営業損益で500億円程度のマイナス」としていたが、これを精査し、マイナスの影響は650億円に拡大すると見ていることも明らかにした。ただし、「費用節減やニューノーマル需要の獲得などの施策により、この影響は相殺できる範囲」(新野社長)として、売上高3兆300億円、営業利益1500億円、調整後営業利益1650億円などの20年度通期業績予想は変更していない。(本多和幸)
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