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シスコシステムズ 5Gの市場ニーズに応える 高速化や運用自動化、業務のデジタル化を推進
2020/10/13 17:15
週刊BCN 2020年10月19日vol.1846掲載
同社は昨年度から、国や地域ごとの社会課題に注目し、デジタル技術で解決に結びつける取り組みを行っている。自治体と連携したスマートシティや教育のデジタル対応、中小企業の働き方改革、IoT、ローカル5G活用といったテーマごとに、さまざまなユーザーやビジネスパートナーと協業している。今年度も引き続き、社会課題の解決に向けた活動に力を入れる。この11月からは5G基地局の機能やWi-Fi接続、デジタルサイネージ、各種センサーを搭載した多機能スマートポールの実証実験を東京都と行う予定だ。
また、「4Gに比べて5Gは、企業活動とより密接な関係にある」(ウェスト社長)とし、企業向けの5G活用ビジネスにも一段と注力する。社内の情報セキュリティはもとより、リモートワークを念頭に、どこで仕事をしても安全なネットワーク環境を実現したり、オンプレミスとクラウドのシームレスな接続など、柔軟性あるネットワーク構築を重視する。中堅・中小企業向けの主な商材ではVPNやSD-WANの機能を実装したCisco Merakiシリーズ、大企業向けでは運用の自動化機能などを実装したCisco DNAシリーズなどを軸に据える。
5G活用による高速化、ネットワーク運用の自動化、ローカル5Gなど企業独自の活用とった需要に的確に応えていく。「安全で弾力性に富んだネットワーク基盤を提供する」(同)ことでビジネスの拡大につなげていく。(安藤章司)
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